ブログがご無沙汰過ぎて何を書いていいかわからない
お久し振りです、弥生肇です。
いつの間にか令和2年になっていて、サイト( http://bestof4seasons.web.fc2.com/ )もこのブログも随分とほったらかしになってました。
昨年8月に同人活動をいったんお休み宣言して、仕事やプライベートに注力しようと思って1年弱。特に成果も得られないままに浮遊してる感じの昨今です。
具体的には書きませんが、公私ともなかなかうまくいきませんね。まあ、何かしら経験や勉強にはなってるなーというところなのですが。
というわけで、件名の通りの状態なのですが、それでも何か書きたいと思っているし、ブログやサイトの広告もいい加減消したいなと思ってたので、とりとめもなく最近の出来事とかハマりものとか書き殴ります。
● ざっくり近況
某社で、ゲームのシナリオ/演出をやっています。
超楽しいけど超大変。というか、最近になって深淵が見えてきたというか。
仕事って、数年やってある程度深いところに行かないと、なかなか本質が見えないですねぇ。
フリーランスとして外注でやってた頃とはまったく違う。
特にゲーム制作は、中にいると、なんのためにシナリオを用意するのか、
シナリオ以外の部分はどういう風に制作しているか、
誰がどういうことを考えながらやっているのか……全部わかるので(全部わかるような場所に入ることができて、とても幸せです)、楽しいしやり甲斐あります。
どこで何やってるかは、TwitterのTL上とかめっちゃオープンな場所じゃなければ、いくらでもお話しします。興味ある方は、一報ください。
● Fate/ Grand Order
悔しいけど面白いんですよね。ガッツリってわけじゃないですけど、なんだかんだプレイし続けていて、そろそろ900日とかそんな感じです。
なぎこさんには、完全に恋をした。
● 「麒麟がくる」とか、京都旅行とか
光秀にさほど想い入れなかったんですが、大河ドラマ観てて興味爆上がり。
2月下旬にノリノリで、光秀関連の史跡をいくつかまわってきました。
本能寺跡とか、光秀首塚とか、福知山城とか。
なお、なぎこさんに恋をしたせいで、突如、平安神宮に行ったりもしました。
なぎこさん、千年前にあの辺歩いてたのかなあ。
※記事アップからちょい後で追記
京都の六地蔵駅で降りて、京都アニメーション第一スタジオがあった場所へも、遅ればせながら行ってきました。
自分が今の道へ向かうことになった理由の半分くらいは、アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」にあったと思います。これからも京アニの作品を変わらず楽しみにしていますし、自分でも、誰かの毎日を少しでも楽しいものにできる仕事をしていきたいと思っています。
● Death Stranding (デスストランディング)
昨年11月発売。牛歩で少しずつ進めて、最後までやり切りました。
「他者との繋がりの大切さ」主題はこういうことだと受け取りました。とてもシンプルで胸に響いたし、ゲームプレイ部分はそれを見事に体感できる味わいだったのですが、ストーリーはなかなかに難解で、今もわかったようなわからないような感じ。
でも、それがいいのかもしれない。
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↓ 主人公のサムをすごく好きになってしまったので、これ予約注文してしまった。
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● 微熱空間
「ひだまりスケッチ」や「まどか☆マギカ」キャラデザなどの蒼樹うめ先生が、白泉社雑誌「楽園」で連載中の漫画。
同人誌などでゆり漫画を炸裂させまくってきた(個人の感想です)うめ先生ですが、ノーマル恋愛もこんなにいい感じに描けるんですね、ああ、尊い……と、ゴロゴロ転げ回りながら読める作品だと思います。
現在3巻まで刊行。
● その他
脱出ゲームいったり、ボドゲやったりするようになりましたね。
アナログゲーム面白い。
最近、折に触れて10年前とか20年前とかを振り返るんですが、
なんか自分、ほんとに何も変わらず生きてきてしまってるな……と思う。
決して、望んでこうなってるわけでもないからなあ。
まだまだ諦めず、いろんなことをやっていきたい。
そんなことを考える今日この頃です。
2019W19・20の映画鑑賞雑記
GW中から先週にかけて、諸々で忙しかったり体調崩壊したりしていて、ブログ書けてませんでした……というわけで、観てから少し時間の経ったものもありますが!
●「オーケストラ!」
原題は「CONCERT!」。フランスの映画です。
Amazon等のレビューの評価はそこそこ高めですが、絶賛するほどのものか……というと、個人的にそうは感じませんでした。面白かったですけど。
ロシア人(というか当時はソ連)の指揮者とオーケストラが、ブレジネフ政権のいろいろでコンサートを台無しにされて音楽をできなくなり30年。ひょんなことから彼らに再びオーケストラを組んで演奏する機会が訪れるのだが、その開催までに笑いあり涙ありの、ドタバタコミディほんのりシリアスな映画です。
これ、私が微妙だと感じたのは、個人的に多少なりとも音楽をかじった人間だからなのかもしれません。大したことないですが、8歳~11歳までピアノをやっていて、毎年市民ホールみたいなところでピアノの発表会で演奏したりしていました。不真面目な方の私でも発表する曲は死ぬほど練習しました。
それがましてプロのオーケストラとなると……30年もブランクがあったら……なのですが、そこが思いっきりフィクション、今風に言うと俺TUEEE的な展開もあり、よく言えば笑えるし痛快、でもリアリティは薄まっちゃってるな…という印象。
面白さとリアリティのバランスなど、いろんなことを考えさせられる作品でした。ソ連と共産主義のいろいろの描き方は好きでした。
フランスの映画ってそんなに観たことない気がするので、もしかしたらこういうノリが多いのかも? わかりませんが、もう少しいろいろ観てみたいと思いましたね。
●「2300年未来への旅」
原題、「Logan's Run」。1976年のSF映画です。会社の有志で映画鑑賞なることをやっているのですが、同僚が持ってきたのがこの映画でした。
1976年のSF。当時、アカデミー賞で視覚効果の特別業績賞が与えられた、意欲的な表現満載の映画。
ただし、あくまで1976年クオリティです。スターウォーズの最初の作品より1年前です。 時代を感じるを得ず、しかしそれが牧歌的で、仲には現在に直結するような発想の装置(例「デート回路」。次々にいろんな異性を(リアルに)転送してきて、気になった人とデートができる。まるで「マッチングアプリ」)が出てきたり、悪役が一瞬でやられたり、深く考えさせられる哲学的な発言が出てきたりと、妙に印象に残る作品でした。
「不思議惑星キン・ザ・ザ」という、ソ連がスターウォーズに張り合うかのように同時期に作ったSF映画があるのですが、それを思い出しました。理解不能度はキンザザが遥に上です。考えるのではなく感じるタイプの映画ですね……。
2019W18の映画鑑賞雑記
GW10連休があっという間に過ぎ去ろうとしていることに驚いている今日この頃です。今週は、1本だけでした。
●「リンカーン」
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知らない人はいないでしょう。アメリカ合衆国唯一の内戦、南北戦争のときに大統領となり、奴隷制廃止の憲法修正条項を可決させたリンカーンの映画です。
スピルバーグの映画なんですが、終始リンカーンの政治的な戦い、駆け引き、そして苦悩を描いた作品でした。今まで世界史教科書レベルの知識しか知りませんでしたが、人類史上でも屈指の足跡を残した大統領には、相応の、様々な苦労があったのですね。
南北戦争の起こりや経緯、奴隷制廃止やリンカーン暗殺に至るいろいろを思うに、物事は善悪二元論で簡単に片付くことがほとんどなくて、常に取捨選択、どのような選択をしても誰かが悲しい想いをしうる、でも選択をしないと前に進めない、そんな現実の真理を痛感させられました。
私の日々の悩みは極めて私的なことばかりですが、それでも、マルバツでキレイに割り切って考えられることが少なくて、苦労が絶えません。まして、国民の多くの生活をどん底に突き落とす可能性があるとしても、国や人類の行く末のために苦渋の決断をするというのは、どれほどの苦労だったのでしょう。
リンカーンは兇弾に斃れてしまいますが、彼がもうしばらく生きたならば、もっとたくさんの逸話やエピソードが後世に残っていたのかもしれませんね。
政治家や組織の長としての職務、マネジメント等に悩む人は、観てみるといいかも。
平成に自分を突き動かしてきたもの
今日は花澤香菜さんのライブを楽しんできました。
彼女のライブに行くのは、数えてみると12回目。イベントやら何やらを含めると+数回となります。生のパフォーマンスを観にここまで足を運んだ存在は他になく、少なからず影響を受けてきたな~と思った1日でした。
「アーティスト活動を始めて8年目」と香菜さんが言って、もうそんなか……と驚いたのですが、確かに最初のCDは2012年だし、自分が彼女のライブ等を追っかけ始めたのは2009年。おお、10年……平成の1/3。
というわけで、個人的になんとなく平成の世を振り返ってみようと思いました。
私は現在36歳。6歳のときに平成元年であり、概ね平成に入った頃に物心ついて生きてきた感じ。なので、今までの人生って大体ニアリーイコール平成です。
振り返ってみるといろんなことがあったし、いろんなものに影響受けながら生きてきたので、それをかいつまんでみます。これは誰かに読ませたいブログというより、完全に個人の日記ですね笑。
●「ガンダム」
平成元年、6~7頃の記憶と言えば、とにかくガンダムでした。厳密に言うとSDガンダムですけど。近所のこどもみんながハマって、カードダスやガシャポンを買い、元祖SDガンダムやBB戦士を買い、OVAのSDガンダムを(親にVHSをレンタルしてもらって)観ました。
※「嵐を呼ぶ学園祭」「暴終空城の章」はSDガンダムのアニメの中で2大傑作だと思ってます。見どころ聞きどころ満載ですね。あと、プライムで見つからなかったですが、騎士ガンダムシリーズも本当に良い。
このちょっと前にはビックリマンブームがあって、私の初めてのお買い物は6歳だかのときのビックリマンチョコなんですけど(スーパーで30円の買い物)、そのあとは40円とか握り締めてガンダムのカードダスを買ってたものでした。
それからやがてコミックボンボンを購読するようになり、ガンダムのテレビアニメシリーズを次々に観て~~~今に至ります。私のオタク趣味の原点であり今でも最大の一柱となってるのは、ガンダムシリーズですね。
最近は、ガンダムに関わった声優さんやアニメーターさんたちの訃報をちらちら聞くようになり寂しいです。でも、新しい世代に受け継がれながら新作が創られ続けるコンテンツとしては世界で有数のものであるはずで、それをほぼ初期からリアルタイムに楽しんでこられたというのは、幸せなことだと改めて思います。
●「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」
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初めてハマった漫画であり、今でもバイブルとして挙げたいのが「ダイの大冒険」です。バトルあり、友情あり、恋愛あり、ファンタジーあり……いろんな要素を幅広くバランス良く網羅した作品だと思います。
前にもブログに書いた気がしますが、この漫画との出会いは小4のときの友人の誕生日パーティーでした。当時、友人同士で誕生日会をやるのがブームで、その子が欲しいプレゼントなどを買っていく感じだったんですが、とある友人が「ダイの大冒険の○巻が欲しい」と頼んでまわって、1日でほとんど揃えてしまうという荒技をやりました。
んで、その誕生日パーティーはみんなでダイの大冒険を読む会になってしまったんですが、それで私はこの漫画の虜になってしまいまして。気がつけば、自分で買い集め始めてしまいました。
小4の頃(1992年)から6年後の1998年に確かダイの大冒険は完結したんですが、ず~っと発売日に買い集め、セリフまで全部覚えるくらい読み込みました。今でも実家に全冊置いてます。色褪せない名作ですよ。
この原作の三条陸先生が書いていた言葉のひとつに、「脇役だろうとなんだろうと、一度は光る場面をつくりたい」というのがあります。そして実際「ダイの大冒険」では、脇役の名シーンが数え切れないほどありました。
今でもこの言葉は私の創作の中で活きていて、キャラクターを出すからにはキャラが主になる瞬間を作ろうと意識しています。
●「ロマンシング・サガ」「ファイナルファンタジー」シリーズ
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※なんとなく、ロマサガ2やFF6の好きなCDのリンクをぺたり。エターナルロマンスは名盤…。
小5~6の頃にSQUARESOFTのゲームに触れて、自分の中のいろんなものがぶっ壊れた記憶があります。それまでもファミコンとスーファミを触ってきたのですが、本当の意味で「没頭」したのはここのゲームが初めてでした。
ちなみに、ドラクエシリーズに触れたのはもう少し後で、順番が逆だったら、私の人生は随分違ったものだったかもしれません。とにかくも、こっち(スクウェア)から先に触れてしまいました。
私の「はじめての二次創作」はガンダムの漫画をノートに描き散らかすものだったのですが、その次はFFやロマサガでした。オリジナルのストーリーを書いたり、ノートの上にFFやロマサガ(っぽい)キャラを書いて、サイコロを振ってダメージ計算や歩く歩数などをランダムに算出しながら遊ぶ、自作ゲームブックみたいなものを作って友達と休み時間にプレイしたりしていました。
あの頃は、ゲームを創る仕事に就くという発想は欠片もなかったのですけど。人生はわからないものですね。今はスクエニで楽しく働いています。
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自分は平均よりもちょっとだけ歴史好きな方だと思うんですが、歴史好きな自分を形成したのは「るろ剣」です。
「るろ剣」を読んで、漫画そのものもですが、コミックの合間にある和月先生のフリートークがとにかくおもしろくて、和月先生が読んだという司馬遼太郎先生の本を読んだりしつつ、じわじわと時代小説好きになっていってしまいました。
同時期に(特にSNKの)格闘ゲームにハマっていったのですが、和月先生の趣味と重なって「サムライスピリッツ」シリーズにズブズブと没入。ゲーセンでいったいいくら遣ったんでしょうね、私は。
SNKの「ネオジオフリーク」を買うようになり、雑誌の中の「特選同人誌!」コーナーなどから同人誌のことを知り、晴れて同人誌の世界へ足を踏み入れます。
高校一年生にして、同人誌即売会へ足を運び、自分で本を作ってオフセット印刷までしてしまいました。最初の同人誌はサムスピ本です。
●恋とか受験勉強とか
高校生の後半は、まーひどいもんでした。詳しくは書きませんが、失恋したり、勉強に燃えたり、今思うと「モテないロード」爆走してましたね笑。
割と本気で、「勉強ができるようになったらモテるに違いない」と思っていた節があります。あの頃から割と最近まで自分の恋愛観とか人を好きになる基準がぶっ壊れてたらしいことに、昨今気づきました。
この15年かそこらの損失が自分の人生でとにかく悔しい、最も後悔してしまう部分なのですけど。後ろを見ても仕方ないので、前だけ見ていこうという生き方を最近ようやくできるようになりました。
だけど、バカみたいに勉強したり、バカみたいに失恋に悩み苦しんだりしたのが今の自分を形成しているのは間違いなく、そんな過去があったからこそ、曲がりなりにもお話を書いてお金をもらう仕事に就けたような気もします。
失敗を積み重ねまくっただけでした。他の人に比べて本当に本当に、無駄な時間を過ごしていたのですが、熱量をかけたことだけは事実。それを活かす生き方をしていこうと、最近はよく考えています。
●L'Arc-en-CielとHysteric Blueと……
The Best of L'Arc-en-Ciel 1998-2000
- アーティスト: L'Arc?en?Ciel
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- アーティスト: Hysteric Blue,たくや,Tama,佐久間正英
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高校~大学の頃に一番音楽は聴いていたのですが、特によく聴いていたバンドを挙げるとすると、ラルクとヒスブルでしょうか。
ラルクは、高校でいろんな人が聴いていたのがきっかけで聴き始めたんですが、男性の自分が初めて「こんなにかっこいい男性がいるのか」って思ってしまったのがHydeだった気がします。
かっこいいというか、魅力的というか。外見だけだったらそこまで好きになってなかったと思うんですけど、ミュージックステーションとかでのしゃべりの適当加減が、自分にまったくないモノで。ああ、クソ真面目とか優しいとかよりもこういう感じがモテそうっていうのはすごくわかりました。でも、真似できるかというとそういうものでもなく。
ラルクのライブは最近あまり行けていませんが、行きたいですし、HydeさんのTwitterは90年代頃のMステでのトークと同じ雰囲気が感じられて、今でも好きで眺めています。仕事で絡めることがあったら、曲の発注とかしてみたいなあ……自分がいずれそういう立場になったら。なるのだろうか。
Hysteric Blueは、「春 ~spring~」って曲が高校生当時の自分にいろいろぶっ刺さりまして。ファンクラブというものに初めて入ったのもヒスブルですが、それからいろいろありました……。佐久間正英さんも亡くなってしまいましたね。
ヒスブルのボーカルTamaちゃんとドラムのたくやは、つい最近まで「Sabao(シャボン)」というバンドをやっていましたが、昨年10月を最後のライブに、活動休止となっています。そのときのブログはこちら。↓
●大学と友人たち
長崎の片田舎にいた私は「オラさ東京行くべ」というわけで、都内のとある大学に入ったわけですが。結論から言うと、前述の通り失恋とかでボロボロになって、気がつけば大したことも学ばずなんとなく卒業してしまいました。これが人生のもうひとつの超後悔ポイントなんですが、もう後悔は平成に置いてこようと思います。
そんな大学で、自分自身の学は身につけなかったのですが、良い友人には恵まれたと思います。今はいろいろな分野で(というか主に法曹界ですが)バリバリ活躍している友人を見ると、自分もなんとか頑張らなあかんなあと思います。みんな結婚してこどもとかどんどんできてて、いいなあ……と、心がズタボロになったりもするのですが。とにかく頑張らなあかん。
大学に行くことのメリットを私自身はろくに体現できていないですが、ひとつだけ言えるのは、良い大学や大きい大学に行くと相応にいろんな人がいるから、良い友人が見つけやすいよということです。
社会人になったから友人作るのってめっちゃ難しいですから(不可能ではないことは次に記述)。学生時代の友人は、できるだけ大事にしましょうね。
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ここまで書いてきたことのいろいろ、特にオタク方面の趣味が集まって炸裂した結果、私は同人活動に落ちました笑。
落ちきるまでに段階がいくつかありました。
サムスピ熱に突き動かされて二次創作をした高校生の頃。
なんとなく勢いでゲームを創ろうとして未完に終わった大学生初期。
そして、失恋やら就活やらでうまく行かず精神的に迷子になりかけていたときに、(主にいとうのいぢ先生の所属するユニゾンシフトの)エロゲーとか、涼宮ハルヒとかにハマッたあとの同人活動。
3つ目が決定打でした。しばらくハルヒで二次創作してたんですが、あのときはただの二次創作ではなかったんですね。その延長に、「俺もラノベ書きてえなあ……」って感覚がありました。そして二次創作をしつつ、自分のパソコンの中でオリジナル小説らしきものを書き始めたのがこの頃です。
それから就職して数年は仕事のことでいっぱいいっぱいだったんですが、余裕が出てきてから書きたい欲が噴出。その頃にTwitterと出会って、物書き勢と出会って……みんなで合同誌をやり、遂には自分で合同誌を主宰して……となっていきました。
この流れは、おそらく高校大学で失恋続きではなかったら起きなかった気がします。あるいはもっと昔にオタク趣味にハマらず、たとえばスポーツ一筋みたいな少年期を送っていたら起きなかったでしょう。
まあとにかく、いくつかの要因が重なって、自分の居場所はここだろうってくらいに同人活動にハマって、活動の中でまさかの「社会人になってからの友達」がガツガツできていきました。
その後の最新状況に至る変化は割愛しますが、この流れに突入した最後の一撃は、自分にとってはいとうのいぢ先生のイラスト(の関わる作品群)でした。理由は言語化できないですが、あの頃のハルヒやシャナ、ユニゾンシフトのななついろなどからは、失敗続きでボロボロな気持ちになってる自分を動かしてくれる確かな力をもらいました。
自分のあの体験があるから、ハッキリ言えます。小説や漫画とかゲームとかアニメとかああいうものは人に力を与えることができるよって。だからこそ、そういう仕事をしてみたいと思うようになりましたし。
●「艦これ」
プロを意識しながら執筆や同人活動をやるようになった自分を一気に二次創作へ引き戻したのが艦これでした。
それどころか、艦これをきっかけにしての第二次大戦や過去の技術、日本や台湾などの史跡にまで足を運んでしまうほどの知識欲が湧くとは思っていませんでした。
思ってることを全部書くと大長編になってしまうので何も書かないことにしますが、艦これには多大な影響を受けました。
●花澤香菜さん
最後に。本日のブログを書こうと思ったきっかけでもあるのですが、冒頭に書いた通り、今までに十数回のライブやイベントに足を運んでいます。
そこまで好きになった理由は、彼女の容姿とか声とかそういう要素も大いにあるのですが、彼女の声優としての歩みの特に初期に、すっごく苦労されたんだなあ……という感想を持ったからです。
10年以上も見ていると、本当にいろんなものが成長していってるなあ、とか、昔は子どもっぽかったのが最近はすっかり酒飲みになってしまわれたなあとか(褒めてますよ)、なんとも感慨深くなってしまうのです。
同じような高みにまで自分が行けるかはわからない。少なくとも今のところ、人生を往く速度は自分と比較できるような人ではないのですけど。ああいう人がいるなら、自分ももう少し頑張ってみるかって思わされます。
世の中には花澤香菜さん以外にも、ものすごい人がたっくさんいるでしょう。ただ自分にとっては、とても元気をもらっている存在をひとり挙げるならば、今は花澤香菜さんだなあ……と。
平成の幕が閉じつつある夜に、彼女の歌を聴きながら思いました。
読み返してみるとものすごい駄文ですね苦笑。
とりあえず、平成のいろいろを吐き出してみました。個人的には、これにて終幕。
令和も、前を向きながら頑張っていこうと思います。
2019W17の映画鑑賞雑記
平成も残すところ2日ですね……というわけで、個人的に(おそらく)平成最後に観ることになった映画はこちらです(明日衝動的に何か観るかも知れませんが、ブログに書くのは令和ですね)。
●「キング・アーサー」
AmazonプライムでもBlu-rayでもある「キング・アーサー」です。
アーサー王物語や円卓の騎士で有名なわけですが、2004年に撮られたこの映画は、伝承や物語としてのアーサー王ではなく、その伝承の元となった、5~6世紀に実在したかもしれないという言われるアーサー王を題材にしています。
ローマ帝国がブリテン島まで領土にするも、衰退するにつれてケルト系ブリトン人やサクソン人に盛り返され、ブリテン島からローマが撤退に追いやられる。そのしんがりを務めるようなかたちで、アーサーと彼に従う傭兵たちが死闘を繰り広げます。
5~6世紀の腐敗したローマの慣習に虐げられる民や現地の人間、それらに嫌悪を覚えつつも従う騎士達の葛藤、サクソン人との大激戦と、その果てにある新しいブリテン島の歴史のはじまり……そういった歴史の流れを、地に足ついた物語で見せてくれる映画で、円卓の騎士感やファンタジー感は全然ありませんでした。
「これぞ円卓の騎士!」って感じの内容を期待してみると肩すかしを喰らうかもしれませんが、当時の感じられる骨太の作品だと感じました。
Amazonのレビューとかの書き込みにもありましたが、西洋版「七人の侍」感のすごくある映画です。個々の騎士の見せ場や一騎打ちがあり、死闘や自己犠牲あり。ただ繰り返しますが、「アーサー王物語」の王道展開はほとんどなく、アーサーとグィネヴィアとランスロットの関係などもほんのりある程度で、その辺を期待してはいけないのですが、知ってると面白く感じる程度にはちゃんと盛り込まれていて、ニヤニヤできます。
個人的には、トリスタンが一番かっこよかった……。
できれば、明日も何か観たいなあ。
「こころが叫びたがってるんだ。」を観ようとして、泣いちゃうからやめようと思ってキング・アーサーにしたんですけど、明日やっぱりここさけ観るかも。個人的に平成は「ここさけ」ですよ、ええ。
2019W16の映画鑑賞雑記
今週は「キングダム」観てきました。
●「キングダム」
原作は50巻以上刊行されていて、タイトルを知らない人はいないのではないでしょうか。
お恥ずかしながら未読なんですけど、最近映画観で流れてた予告が面白そうだったので、完全に未読のまま観てきました。
……面白かったです。秦国が中華統一を果たす物語の序章のような位置付けですが、これぞフィクション! ケレン味溢れる設定、演出、展開の盛り込まれた、それでいて当時を感じさせるような、素直に楽しめる映画でした。
俳優さんの演技もいろいろ素晴らしかったんですが、特に王騎(大沢たかお)の、どこか不気味で、絶対的な強さを感じさせる雰囲気はなんとも言えない味がありました。橋本環奈の演技も観たことなかったのですが、良いですね。美少女とは真逆に振った役どころなのがまたなんとも。
今月下旬は観たい映画多過ぎなんだがどうしよう…GWは特に何もないし(同人誌は書かないといけない)、映画観まくりたい…。
2019W15の映画鑑賞雑記
今週も慌ただしかったので、1本ですが……
●「大脱走」
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1963年公開の映画「大脱走」(原題:THE GREAT ESCAPE)です。なんで突然この映画を観たかというと、しばらく前に出た荒木飛呂彦先生の映画本「荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟」の中で勧められていて、買って積んでいた映画のひとつだったから。
この本は荒木先生がたくさんの映画について語っている本で、荒木先生ファンはもちろん、そうでない人も良い映画を探すのにいいのではないかと思います。
というわけで、話を戻しますが、「大脱走」。第二次大戦末期に、ドイツ軍に捕まった連合軍兵士の捕虜収容所からの脱走劇を描いた映画です。ちなみに、脚色こそあれど実話に基づいた作品で、俳優の中には実際に脱走兵だった人もいます。
これだけ聞くとすごく暗くて、アウシュヴィッツのような場所を想像してしまうかも。私もそうだったんですが、実際は真逆。連合軍の捕虜の扱いは国際法に則っていて、収容所では普通の生活や趣味的活動は許されていてどこか牧歌的。そんな中、脱走歴17回とかいう記録を持つ男達がチームワークを発揮してドイツ兵に気づかれないよう地下深くにトンネルを掘って、脱走を実行する話です。
収容所にいるいろんな人物の群像劇のような作品でもあり、収容所のドイツ兵との交流や脱走後の展開なども含めて、人間味に溢れていました。
第二次大戦にはこういう側面もあったのだなと、目から鱗でした。映画としても、戦争を知るという意味でも、オススメの映画でした。