ポジティブ物書きの雑記帳

物書き、弥生肇のブログ

Dear Sabão

Dearなんてつけられる親しい間柄ではなく、ただのいちファンですが。
今日は、「Sabão」(シャボン)というバンドの活動休止前最後のライブがあり、とてもとーっても楽しい時間だったので、久しぶりにブログを書こうと思いました。

 

Sabão(シャボン)とは

元「Hysteric Blue」のボーカルTama、ドラムたくやのふたりで結成されたバンドです。

sabao.jimdo.com

90年代終わり~2000年代前半に、「Hysteric Blue」というバンドがいました。
ボーカルTama、ドラムたくや、ギターがナオキの3人。
「春 ~spiring~」「なぜ……」などの曲で、一時期は飛ぶ鳥を落とす勢いがあったと思います。紅白にも出場。個人的には、初めてファンクラブに入ったバンドでもありました。

そんな「ヒスブル」は諸々あって解散。
その後、Tamaとたくやはいろいろな場やバンドで音楽活動を続けていますが、そんな二人が2011年に再び結成したのが「Sabão」です。
寂しいことに、本日をもって活動休止……とのこと。

ツアーLASTING HOPE

というわけで、今年の夏~本日10/28まで開催されていたのが、Sabãoのツアー。Hysteric Blueのデビューから数えてちょうど20年。
個人的には、2013年のライブ以来、別件と重なりまくりでなかなか足を運べなかったのですが、久し振りに聴きにいくことができました。

……いやー、久し振りに、気持ちが学生の頃に戻るようなライブでした。

セットリストはヒスブル時代の曲から最新アルバムの新曲まで、20年の新旧を織り交ぜたもので、1曲目の「Dear」から、自分が聴いてた高校生の頃が思い出されてしまいました。

ダブルのTAKUYA

そして今日のライブは、Hysteric Blue~Sabãoの20年の中でも特別……というか、J-POP史の中でも特別と言えるような出来事がありました。
ライブ前から発表はされていたのですが、JUDY AND MARY他でご存知ギタリストのTAKUYAが、スペシャルゲストとして来てくれたのです。
TAKUYAが入って、ジュディマリ曲から「RADIO」、ヒスブル曲の「グロウアップ」、再びジュディマリで「くじら12号」。
広くないオールスタンディングのライブハウスで、私がいた位置はTAKUYA(と後ろのドラムたくや)が間近でした。
TAKUYAは、ジュディマリ時代に使っていたらしいギターを引っ提げて、ポップなパーカー姿で動きまくりながら、私の知ってるジュディマリのギターそのままの音(当たり前ですが)。Tamaちゃんの「きゅーん!」から始まるRADIOといい、深海に連れていかれるようなギターのくじら12号といい……タイムスリップさせられたかのような、不思議な感覚。
ジュディマリヒスブルのタッグバンド…というと言い過ぎかもですが。自分にとっては、高校生の思春期まっただ中に一番聴いていたバンドが組んで互いの曲を演奏するという、とんでもない時間でした。

Tamaとたくや曰く、バンドを結成して最初にやった曲がジュディマリのコピーだったとか。TAKUYAは他人の頃から大先輩であり、デビュー後は、故・佐久間正英さんをプロデューサーに持ったゆえの縁も、当時から今まで何かしらあったのではないでしょうか。
今日、TAKUYAが「(ヒスブルのふたりの活動休止のライブに、)佐久間さんの代わりにね」と言ったのが、とても印象的でした。(上記カッコは私が勝手に補ってみました汗)。

 

ライブの〆は、最新の曲「MeRISE」と「春 ~spring~」。
Tamaちゃんが、「今までの皆さんへの感謝や伝えたい気持ちは、これまでの20年間の曲に残してきた」と言っていました。
音楽はしばらくお休みなのかもしれませんが、Twitterやらでのんびりこれからも、姿を見せてほしいな~と思います。
「新しいバンド作りました! また音楽やります!」という次の報告も待ちつつ。

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P.S.
グッズのパーカーをぺたり。f:id:yayoihajime:20181029000347j:imageたくやが「好きな仕事に就くといいよ、音楽の仕事楽しいよー!」と言ってました。
私も最近、好きな仕事に就けて楽しい毎日です。服装もフリーダムな職場なので、このパーカー着ていこう。