創作作品を手軽に売っちゃおう! BOOTHの話
自分の創作作品を手軽に販売できるショップ作成サービス「BOOTH」のことを、皆様はご存じですか?
遅ればせながら、私も最近使い始めました。こちらです。
今日のブログは自分の宣伝も兼ねつつ、使い始めたばかりの初心者の私が感じたBOOTHの良い点・悪い点をちらちら書いてみようと思います。
良い点
(1) 登録・メンテナンスが簡単
サイトで自分のアカウントを登録し、自分のBOOTHトップページ及び各商品ページを作っていくだけ。ちょこちょこ作業できて途中保存できて、簡単です。「非公開」状態にできるので、できあがってから公開にすればOK。
(2)pixivとの連携
BOOTHは、イラスト・小説の投稿SNSとして最大級のpixivと連携して使えます。自分のpixivのページにBOOTHの情報が表示されますので、pixivに掲載している作品に興味を持ってくれた方がそのまま買ってくれるかも?
ちなみに、私のpixivページはこちらです。
(3)すごい倉庫サービス
BOOTHの一番のメリットは、「倉庫サービス」だと思います。
BOOTHで販売する創作作品はもちろん、販売しない物も含めて、保管してもらいたいものを送りつける(笑)ことができます。
しかも保管料は、最初の三ヶ月無料。次の三ヶ月からは、「保管している物品数の2割以上の点数が売れれば保管料無料。そうじゃない場合は1000円/3ヶ月ごと」です。
なお、保管してもらえる商品数の上限はありますが、薄い同人誌だと1000冊とか、かなり余裕のある上限です)。詳細はこちらの「商品の保管料金について」。
しかも、この「保管料」以外にBOOTHは商品販売マージンを取らないのです(※売上入金時に、振込手数料のようなで、ごくわずかな手数料が引かれます)。
そのため、以下のような使い方が可能です。
・扱いに困っている在庫を送って4000円/年で保管してもらいつつ、ちょこちょこ売れるのに期待する。在庫が必要になったら数を指定して返送可能(送料はこちら負担)。
・ザクザク売れる人は、マージンゼロ、保管料ゼロで売れる。(他の同人誌書店委託なら3割程度マージンを取られる)
(4)ブースト機能
ブースト機能というものがありまして、買い手が、設定されている販売価格以上の金額で作品を買うことが可能です。1000円のものを1200円で買ったり、10000円で買うことだってできちゃいます。
つまり、応援してるあの作家さんにちょっと気持ちを……というときに、それをお金で、物理的(金銭的)に実施することが可能です。
作品を並べてる売り手側としては、「おらブーストしろよ」なんてもちろん言えませんけど、誰かやってくれないかな~と、ちょっと期待しちゃいますね(笑)。実際にやってもらえたら、たとえそれが+100円だろうと、それは自分の作品や創作者である自分に対して応援してもらえたという意味に受け取っちゃうので、金額以上の大きな嬉しさがあると思います。
(5)電子版も売れる
PDFやEPUBなどの電子ファイルも売ることができます。この辺は倉庫メリット云々とは無縁になってきますが、他の電子書籍販売ストアなどと比べて手続きが楽ちんっぽいので、活用次第。
悪い点
「悪い」というほど悪くないんですが、一応メリット・デメリットを書いた方がいいと思いますので、ちょこっとだけ。
(1)入庫に時間がかかるっぽい
納品する作品点数や時期(大きなイベント前後か否か)によってずいぶん変わると思うのですが、私は2/2頃に物を送って、確認連絡が来たのが2/19でした。
お急ぎの方は、やはり書店委託(とらのあな、メロンブックスなど)が早いのかなーと思います。ただ、書店委託は作品審査がありますし、マージンとられます。それに対し、前述の通りBOOTHは倉庫サービスとマージンゼロな点が大きな魅力。書店委託だと、半年~1年もすれば、売れ残りは返送されます。BOOTHは保管料を払う限りいつまでも置いておけます。
そう言った善し悪し以前に、倉庫サービスの運用状況を想像するに、このくらい時間がかかっても仕方ないくらいに物の管理が大変なんじゃないかという気もします。
個人的には、急がないなら/店頭に並べて売るのが主目的じゃないならば、書店委託ではなくBOOTHにも大きなメリット・魅力があると思います。
(2)商品の審査は……?
商品の内容審査はほとんどなされていないのかも知れません(未確認です)。金額の割に面白くなかったとかそういうのは別にして、電子ファイル系販売物の不備の有無や、18禁方面の管理がどの程度なされているのか、ちょっとだけ気になります(あくまで未確認です、しっかりやってらっしゃるかも)。
ちなみに、物理的外面的な商品管理はしっかりされているようです。私が送った物でも、「折れがありました」などの理由で、数点が入庫対象から弾かれました。
というわけで、まだ使い始めて日の浅い私のざっくりBOOTHレビューでした。
繰り返しますが、↓私のBOOTHはこちらです!よろしくどうぞ!!
快作、怪作!/「怪獣の飼育委員」ほか
たまには読んだ本のレビュー(ネタバレ少なめ)でも。というわけで、
●「怪獣の飼育委員」
島崎無印先生の商業デビュー作です。
怪獣の飼育委員 (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
- 作者: 島崎無印
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2015/10/13
- メディア: コミック
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※1巻はKindle版も出ています。
怪獣の飼育委員 (2) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
- 作者: 島崎無印
- 出版社/メーカー: 芳文社
- 発売日: 2016/02/12
- メディア: コミック
- この商品を含むブログを見る
本日2/12が2巻の発売日でした。
しまざきさん(Twitterで馴染みあるお名前で、あえて書かせて頂きます)のやさしい漫画やイラストにはいつも癒やされています。
そんなしまざきさんのデビュー作は、いろいろな妄想がかき立てられるタイトルと表紙イラストのパッケージ。「怪獣と言いつつ、やっぱり女の子がかわいいゆるふわな漫画なのかな」と思って読んでみると、ところがどっこい。不思議な重みのある怪作だったというのが正直な感想です。
女の子が"飼育委員"として怪獣の面倒をみるシーンから始まったかと思えば、怪獣が原因で滅んだと思われる旧市街が出てくる。怪獣墓場が出てくる。
もちろん女の子たちのかわいさと優しさが本作を読ませる推進剤であることは間違いないです。ですがそれ以上に、読んでいるうちに以下のような疑問が次々と沸いてくるんです。
「この漫画の怪獣ってどんな生き物なの?」
「怪獣をやんわり隔離しつつ、そーっとそーっと怪獣と共存を図ろうとしている人類。いったいどんな世界なの?」
「なにも言わないけど優しい怪獣、どうされちゃうの?」
そんな疑問に対して、ちらり、ちらりと回答の片鱗が提示される。読者の想像に委ねられる部分を良い意味で残しつつ、お話は、しまざきさんならではの、少女と怪獣のあたたかくて優しい心の交流を描いていきます。
そんな本作は、2巻完結です。
もっともっと読んでみたかったです。個人的に一番好きだったエピソードは、かつての怪獣と人類の激しい戦闘を少しだけ描きつつ、その傷が長いときを経た今、じわりと癒えて終わりを迎えるようなお話だった「星屑のバラード」です。
さくっと読めてしっかり心に残る漫画でした。短い漫画を探している方にはもってこいかも知れません。
●「背すじをピン!と」
背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜 1 (ジャンプコミックス)
- 作者: 横田卓馬
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2015/11/04
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (13件) を見る
ジャンプで連載中の漫画で、個人的に推したい作品です。
現在3巻まで。Kindleもあります。
「競技ダンス」を扱う部活もので、最初はその手の作品でお約束のスポーツの解説(チュートリアル的な展開)から入るのですが、気がついたらキャラクターたちの物語に巻き込まれて読まされている、そんな感じの作品でした。
いつの間にかチュートリアルは終わっていて、ほんのり甘い、あるいは苦い、青春の味が物語に混じってくる。ただかわいいだけだと思ってた(このかわいさが反則級なんですが)ヒロインのわたりさんが、彼女らしいトラウマを持っていたり、それを主人公とちょっとずつ乗り越えていく姿が、もうなんというか、いじらしい…!
主人公のつっちーも、とにかくいいキャラなんです。弱っちい感じなのに、ここぞというところで笑わせてくれる、頼りないけど頼れちゃう。
サブキャラたちも、みんないい。特に部長。
私も、こんな青春したかったなあ……。
●「嫌われる勇気」
最近、対人関係でいーろいろ悩むことがあるのですが、そんな心を随分軽くしてくれた本でした。
一番頭に残った一節は、「あなたが誰かに嫌われているということ。それはあなたが自由を行使し、自由に生きている証であり、自らの方針に従って生きていることのしるし」でした。
もちろん、単純に悪事を働いたり迷惑を振りまいて嫌われているのであれば、それだけのことでしょう。
だけど、何か信じることがあって行動して、あるいは好意をもって人に接して、それが誰かの反発を招いたり認めてもらえなかったとしても、それは自分が間違っているのではなくて、それだけ自分なりの、個性ある生き方をできているからだと。そう考えられるようになりました。
この本を読む前に比べて、流行の言葉を使うならば、承認欲求というものがぐっと減りました。大事なのは誰かに承認されることよりも、自分自身の生きたい生き方を達成していくこと。
その「生きたい生き方」に誰かの承認が本当に必要だと思っちゃうのならば、それはきっとその人のことが好きってことで、本書にも書かれていますが、誰か好きな人、仲良くなりたい人がいるならば、「相手のことを信じること」「自分が変わること」だけが、自分のできること。相手を変えることも、相手の考えを変えることもできない。
私はまだまだ心根が子どもなので、おーなるほどなあと、Kindleでマーキングしたりメモを取ったりしながら読みました。
読みやすい対話形式の内容で、いろいろと考えさせてくれる本書。伊達に、2015年に売れまくったビジネス書ではありません。
Kindle無料キャンペーン中/「スマイル」
私が主宰している電子書籍レーベルHybrid Libraryの初期作品「スマイル」を、2/12まで無料キャンペーン中です!明日までです!
著者の「今福エヌ」さんは、商業作家としてラノベ文芸や児童文学で活躍されている若手作家の別名義です。
「スマイル」は、今福さんが投稿時代に、高次選考まで残るもその衝撃の内容で受賞に至らなかった作品です。商業作家という立場になってからも、本作はそのひとくせある内容から、なかなか編集さんからOKもらえるものではなかった模様。
Hybrid Library創刊の折に是非とも、とのことで、今福さんから本作を刊行させてもらうこととなりました。
Hybrid Libraryの本に触れたことのない方、あるいはKindleや電子書籍についても未体験の方は、この機会にぜひいかがでしょうか。
↓※「電子書籍ってよくわからないよ~」という方向けに、私が以前書いた記事です。
なお、「スマイル」と同じ著:今福エヌ/絵:鴨川彰タッグでの「コタロー先生」も発売中です。
犬は大切なことを教えてくれます。
私も柴犬を飼っていて、3年と少し前に亡くなったのですが、あの子がいたからこそ知ることができた感情って、いっぱいあります。
「コタロー先生」はそんな気持ちを追体験させてくれる、とてもまっすぐなお話でした。
天津風とたわむれました(フィギュア AMAKUNI/天津風)
天津風の写真など掲載する前に、ちょこっとだけAMAKUNIの紹介を。
AMAKUNIとは、ホビージャパンが数年前から始めたフィギュアブランドのことです。
サイトのCoceptにある文章を引用しますが、
「AMAKUNI」は、伝説の刀匠・天国にその名をあやかったフィギュアブランドです。真摯な姿勢に、遊び心を加えて、日々フィギュア作りに取り組んでいます。
フィギュアを注文してから、届くまでのワクワク。
そのワクワクを上回る「楽しさ」をお届けしたい。それが私たちが目指す製品作りです。
とのこと。
今までにAMAKUNIのフィギュアは2体(島風、天津風)購入しましたが、どちらもこのコンセプト通りのものだったなあと感じます。
製品は完全受注生産で、注文は製品発売の約1年前に2ヶ月間くらい受け付けています。なので、事前にチェックして注文しないと、AMAKUNIのフィギュアはなかなか手に入りません。その分、隅々までこだわって作られてるなと感じるものばかりです(サイトで今までの製品の写真が見られます)。
注文してから約1年後にやっと製品が届くので、やはりコンセプトにある通り、届くまでワクワクです。待ちわびて待ちわびて忘れた頃に届きます(笑)。そして届いたものが素晴らしいので、「うわー!ひゃー!」と盛り上がること請け合いです。
最近のフィギュアはどれも発売の1年くらい前に受付(発表、受注)が始まって、人気の製品はAmazonが予約5分で瞬殺とかよくありますが、AMAKUNIは受注期間に注文すれば確実に製品が手に入るというところも、魅力だと思います。
以上、ベタ褒めしてますが、AMAKUNIの回し者ではありません。ただ、ホビージャパンには昔から模型雑誌等で楽しませてもらってるので、たまには、と思って。
というわけで、AMAKUNIのコンセプトよろしく焦らしておいてから、天津風のお写真などを。といっても、昨夜Twitterで遊びながら流したのをそのまま載っけるだけなのですが。楽しさが伝われば幸いです。
AMAKUNI/天津風。原型師は剛本堂(横嶋真平さん)です。
ところで、数日前にうちに来たいい風を、天津風本を読んだタイミングで… pic.twitter.com/cshIWTngaX
— 弥生肇@コミティアて14a (@Hajimeyayoi) January 9, 2016
※直前に、コミケでお隣だったサークルさんの天津風本(同人誌)を読んで、そのテンションのまま開封してました。
「いい風来てる?」 pic.twitter.com/DC6wr0sg5v
— 弥生肇@コミティアて14a (@Hajimeyayoi) January 9, 2016
いつも机の上とかで適当に取るんですが、今回は後ろに箱置いて布掛けて即席撮影スペースを作りました。
「ん、なぁに?顔になんかついてる?」 pic.twitter.com/MzfurJ89cA
— 弥生肇@コミティアて14a (@Hajimeyayoi) January 9, 2016
ちょいとアップで。天津風は美人さんだと思います。
「うしろ?回るの…?」 pic.twitter.com/iQrG1bfBXT
— 弥生肇@コミティアて14a (@Hajimeyayoi) 2016, 1月 9
後ろ姿。きれいです。でも魚雷発射管がちょっと邪魔なので……
「今度は艤装を外せ?…もう、なんなのよ。……え?、す、透け!?ちょっ!!!!」 pic.twitter.com/zX4QMqg5kU
— 弥生肇@コミティアて14a (@Hajimeyayoi) 2016, 1月 9
外してもらいました。このAMAKUNIの天津風は、魚雷発射管接続部や腰の横にある連装砲くん連結位置に、つけてないとき用の蓋みたいなパーツがあります。
服の透けについて私は沈黙しておきますので、写真からお楽しみください。正面のお腹の透けが素敵ですよね…(コメントしてしまった)
「ちょっとあなた、連装砲くんの砲撃でも喰らいたいみたいね…いいわ、じゃあやったげる。ほら、連装砲くんやっちゃいなさいな…………え?やる気ない、疲れた??もぉ!」 pic.twitter.com/zvgVyRaJaE
— 弥生肇@コミティアて14a (@Hajimeyayoi) 2016, 1月 9
連装砲くん。外して飾ることができます。
「しかもなんか来たじゃないっ!え、この子って……じゃあ…」 pic.twitter.com/4gRVFuEJcZ
— 弥生肇@コミティアて14a (@Hajimeyayoi) 2016, 1月 9
突然登場する連装砲ちゃん。こちらは天津風の付属品ではありません。
「おー、天津風やっと来たんだね、待ちくたびれちゃったよー」「あら、やっぱり島風。あなた相変わらずね。そんな格好で寒くないの?」「んー、割と平気」「そ」 pic.twitter.com/CRVBTRlm4P
— 弥生肇@コミティアて14a (@Hajimeyayoi) 2016, 1月 9
というわけで、AMAKUNI/島風と並べてパシャリ。こちらも原型は横嶋さんです。
「しれぇ!あまつちゃんが来たって本当ですか!?…え、もう島風ちゃんとどっか行っちゃった!?ひどいです、しれぇ!!」 pic.twitter.com/U5vPQEr4vU
— 弥生肇@コミティアて14a (@Hajimeyayoi) 2016, 1月 9
私のイチオシ艦娘である雪風には、今回オチを担当してもらいました。ごめん…。こちらはアオシマのファニーナイツというフィギュアブランドの雪風。原型はディーラー(サークル名みたいなもの)エイル。
以上、天津風とたわむれたツイート集めでした。
もっとちゃんとした天津風のお写真を楽しみたい方は、AMAKUNIの天津風紹介サイトへどうぞ↓。
台湾行ってきました@2015/10/22-25、初日レポ
二カ月遅れですが、台湾に行ってきたレポートを書きます。
2015/10/22(木)~25(日)に台湾に行ってきました。
思い立ったきっかけは、10/24に台湾高雄市(カオシュン市)で開催された艦これオンリーイベント及び、そのイベントに併催されたツアーで台湾の軍学校に保管されている駆逐艦雪風(丹陽)のスクリューが観られるということでした。
●ざっくり旅程
10/22(木):
羽田空港国際線ターミナル->台北松山(ソンシャン)国際空港
松山->高雄市@電車・地下鉄・新幹線のTHSR(Taiwan High Speed Rail)
高雄市内に宿泊
10/23(金):
高雄市内観光、ツアー、艦これオンリー前夜祭
10/24(土):
艦これオンリー「砲雷撃戦!よーい!第二十戦目」@中山大學
高雄->桃園(タオユェン)@THSRなど
10/25(日):
桃園国際空港->成田国際空港
●出発、初めての羽田国際線ターミナル
私はサラリーマン時代に海外営業担当をやってたので、成田空港から海外へ行くのはそこそこ経験してましたし、羽田の国内線ターミナルは仕事・プライベートでかなり使ってたんですが、羽田の国際線は初めてでした。
行ってみたら、超きれいなターミナル(まだ出来て数年ですしね)と良さげなお店が並んでて、最初からテンション上がりました。当時停滞気味のビジネス書案件について編集さんからメールが来てスマホで返信しつつも、テンション高めでした。
日本橋がありました。
蕎麦を食しました。
飛行機に搭乗して……
富士山。まだ、冠雪してませんでした。
●台湾到着 ~ 高雄へ!
松山国際空港へ到着。松山はソンシャンですが、私は「まつやま」としか心の中で読んでませんでした。
到着したら、当たり前ですが書かれてる言語が台湾の中国語、繁体中文ばかり(略さない難しい漢字)で、小さく日本語や英語が書かれてたりするものの、基本、なにもわからない。
MRT(Mass Rapid Transit、台湾都市鉄道。台北周辺の地下鉄みたいなものです)の駅へ辿り着くのに随分うろうろしてしまいました。日本語と英語はできるし漢字は読めるから大丈夫だろうと思ってたのが甘かったと、到着5分で痛感。
駅に到着したら、今度は切符を買うので一苦労。というか、日本で言うSuicaみたいな悠遊カード(EASYCARD)というデポジット式のカードを買って楽しようとしたんですが、EASYCARD発券機がなかなか見つからず、またうろうろ。
しかも後で気づくんですが、EASYCARDは台湾南部高雄市の路線では全く使えない(違うカードがある)ことを知り、チャージしたお金をほとんど無駄にすることになりましたorz。事前リサーチ、大事です……。
電車に乗り、新幹線(THSR)に乗れる台北(台湾首都)駅を目指します。
向こうの駅は、日本の駅と使い勝手がさほど変わりません。
ただ、もっと言うなれば車両の中の構造(椅子などの配置)は米国そっくりで、駅のつくりはシンガポールそっくりだなあと思いました。(※私は米国とシンガポールしか行ったことがない)
台北駅だったかなあ? 向こうのソシャゲの広告。こういうのがどかーんとあるのも日本とそっくりというか、日本以上に多く感じた。写真撮り忘れましたが、メルクストーリアらしき広告もありました。
新幹線のチケットを慌てて買ったら、買ったときから3分後に発車する便の指定席で、猛ダッシュしました。乗れた。
ちなみに台北~高雄市まで台湾をざっくり北から南まで縦断するのですが、約2時間です。お値段は6500円くらい。日本で2時間新幹線に乗るのと比べると、安いですね。
松山空港についたのが午後4時くらい。
台北駅に午後5時くらいで、THSR終点の左営(ツォイン)駅に着いたのが、午後7時くらいだったかな。新幹線の中では、うとうと寝たり、iPhoneでKindle電子書籍を読んだりしてました。「亜人ちゃんは語りたい」を読んでた。
左営から電車を乗り継いで、ホテルのある最寄駅を目指します。
道中のツイートなど。
広告の意味がすごくわかる。afterすごい。 pic.twitter.com/NKP9qU5Dgx
— 弥生肇@冬コミ二日目L49a (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 22
高雄のMRT、やるな… pic.twitter.com/MzHTZaWVQ5
— 弥生肇@冬コミ二日目L49a (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 22
↑高雄の地下鉄で初めて乗り込んだ車両が、いきなり女の子のラッピング電車で噴いた。ちなみに、三日間の滞在でラッピングに乗れたのはこの一回だけでした。
※「MRT」とつぶやいてるのは厳密には間違いで、高雄市の地下鉄は、KRTC(高雄捷運、カオシュンMRT)という名前でした。
「この案内は強いな」「しれぇ…」 pic.twitter.com/HSUspmBM0i
— 弥生肇@冬コミ二日目L49a (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 22
グッズ売り場は6時までらしい……明日買っちゃいそう pic.twitter.com/Nn6NH8WydA
— 弥生肇@冬コミ二日目L49a (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 22
KRTCはこの女の子たちを駅中の表示や告知にフル登場させていて、「もうなんか、頭がこの子たちでいっぱいですわ」状態になりました。 駅や電車内で、この子らのイラストばかり探してしまい、台湾になにをしにきたのか早速見失いかけました。
ちなみにこの駅。 (@ 公車捷運鹽埕埔站 Bus MRT Yanchenpu Sta. in Kaohsiung City) https://t.co/bHIEUpO1om
— 弥生肇@冬コミ二日目L49a (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 22
なお、ホテル最寄駅は 「鹽埕埔」という駅でした。「Yanchenpu」と読むらしいです。ヤンチェンプ?
ホテルまでなんとか辿り着き、近くを流れる「愛河」(アイホー。またはLove River)周辺を散策。夜景が有名でよくカップルがいる場所らしいです。
承前)あと、カップルのデートコースとして有名な愛河(アイホー。ラブリバー)も、ライトアップされてるので一人でうろついてきました。 pic.twitter.com/uI0jVFkKDH
— 弥生肇@冬コミ二日目L49a (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 22
マック。
向こうの招き猫?
落書き(ストリートアート、スプレーアート)はどこも似た感じなのですね。
承前)謎の小籠包?美味しかったんですが、お店のおばちゃんに英語が全く通じず、向こうの中国語を私が全くわからず、完全に謎手話状態で、「これ、1、くれ」と原始人みたいに意思疎通して入手した夕食でした。美味しかったんですが敗北感がすごい pic.twitter.com/ih4sx5PyeJ
— 弥生肇@冬コミ二日目L49a (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 22
旅先で必ず寄ってしまう、そこの書店。
承前)夕食を犠牲にして本屋で入手したもの。海外では必ず本を買って荷物を増やしてしまいます。台湾のアニメゲーム雑誌と、たぶんこちらの方が描いたマンガ。 pic.twitter.com/hhDgqhxwHY
— 弥生肇@冬コミ二日目L49a (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 22
こんな感じでどうにか台湾へ辿り着き、初日の夜が更けてゆきました。
続きはまた、二日目レポで。(書いたらここにリンクはります)
晩秋の埼玉、かなめぐり
公演の詳しい内容は上記公式サイトへ。2月まで開催されています。
なお、今回のツアー開催地はいつもとちょっと違う場所ばかりです。ライブのMCで香菜さんもおっしゃってたのですが、「いつも東京とか大阪とかばかりだから、今回はいつも行けてない場所でライブをやって、いつも来られない方が少しでも来やすいように」とのことで決められたようです。
埼玉公演は、埼玉県入間市の、入間市市民会館で行われました。
なお、市民会館の写真は撮り忘れました。いつもの弥生肇クオリティです。。
でも、違う場所の写真は撮っています。
とあるよさげなコーヒー店……の看板です。爆
とことこ電車に乗って、ライブ開場時間の一時間前くらいに市民会館に着きました。
早めに着いた理由は他でもない、物販です。欲しかったのは文庫のブックカバーなんですが、全然並んでなくて余裕で買えてしまい、時間が余りました。
そこで、会場周辺でちょっと時間をつぶせる場所を……と探して、10分くらい歩いた場所にあるコーヒー屋さんに入ったのです。それが写真の看板のお店。
なにげに、埼玉の地をうろうろするのは人生で3回目でした。
1回目は、水樹奈々さんのライブ@西部ドーム。
2回目は、「あの花」のイベントANOHANA FES@秩父ミューズパーク。
……なんかそういう系統のイベントでしか訪れてませんね汗。
とにかくも。埼玉って、なんだかのんびりした空気が流れている気がして好きです。
ちょいと電車に乗れば秩父や山の方面へ行くこともできるし、東京に出るのも簡単。
最近、普段暮らしはこういうところが気楽かもなって思ったりしちゃいます。歳でしょうか。そんなことはないはず。ほら、人とのやりとりって大体ネットでなんとでもなるからですよ。歳取ったからじゃない。
前置き長くなりましたが、コーヒー屋でのんびりしてから、ライブへ向かいました。
入り口ではお約束の「カメラなど撮影・録画できる機器をお持ちではないですか?」という声かけチェックがあったのですが、鞄の中をしっかり見られたりすることはなく、ほとんど儀礼的なやり取りになってるなーと感じました。なぜなら、今はスマートフォンで撮影も録画もできますからね。でも、そういう声かけや場内アナウンス、そしてなにより来場者の善意があるから、不正に撮影・録画したものが出回ったりしないのでしょうね。なんか、そういうの、いいな。
入り口を抜けるとすぐ、お祝いの花やメッセージなどが飾られています。
カメラチェックの直後に、スマホでばしゃばしゃと写真を撮る皆さん。そして、「撮影はお早めにお願いしまーす」と声かけしているスタッフ。野暮なツッコミはせず、私も1枚パシャリ。
しばらくして、ライブ。
香菜さんのライブやイベントは、DTBやら文学少女やら、アルバム出るごとのツアーやら、もう何度も足を運んでるのですが、徐々に大人の女性になっていく感じがして、その、なんというか、感極まりますね(涙)。えっと、これを読んでる方々引かないでください。
ツアーの副題に「歌って、読んで、旅をして」とあるように、歌うだけでなく、朗読がありました。文学少女の遠子先輩役(ドラマCDやイベント、映画等で、朗読(的)シーンが山ほどあった)を経て、朗読にもちょっとしたもののある香菜さんです。
今回のツアーでは、各開催地ゆかりの昔話をいくつか読むというスタイルで、埼玉に伝わる昔話をいくつか聞かせてもらいました。
ちなみに、プロといえど、ライブでの長い長い一発朗読なので、間違うこと、噛むこともあります。そういうときの、「噛んじゃった……ごめん」と言いつつ読み直す香菜さんが、また素敵なのです。(これを読んでる方、引かないでください)
楽曲はアコースティックアレンジがなされていて、アコギとキーボードのみの編成。でも、結構アップテンポの曲もありましたね。
またMCでパンに関するトークが大部分を占めたりと、相変わらずの香菜さんでした。
雨がしとしとと降る晩秋でしたが、だからこそ、入間市での時間はどこか静謐としていて、日常を忘れられるひとときでした。
そうそう。MCで、「11/14って埼玉県民の日らしいよ!」と香菜さんがおっしゃってたんですが、帰りに立ち寄ったモスバーガーで、埼玉県民の日のフェアをやってました。
700円以上?買うと、埼玉バッグをもらえるということで。
もらってきました。