発刊してる電子書籍がAmazonの公式セールに取り上げられました
私が主宰してる電子書籍レーベルHybrid Libraryで刊行してる作品「ひめとり!」が、Amazon公式の月替わりセールに取り上げられました。
12月いっぱい、半額となっております。
- 作者: 晴丸
- 出版社/メーカー: Hybrid Library
- 発売日: 2015/08/06
- メディア: Kindle版
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内容は、鬼の姫やたくさんの妖怪たちが出てくる中で繰り広げられる、王道にしてハートフルなライトノベルです。
妖怪といえば、「ゲゲゲの鬼太郎」などでお馴染みの水木しげる先生が先日亡くなられたことを思わずにはいられません。
私自身、物心つき始めた頃に鬼太郎のアニメを観て妖怪というものを覚えました。「妖怪」と言われると真っ先に思い浮かべるビジュアルは、水木先生の描かれたキャラクターです。
それからいろいろな創作物に触れ、自分の中にももう少し幅広い妖怪のイメージ、認識があります。この「ひめとり!」も、著者の晴丸さんが妖怪に関する深い想い入れを元に書かれたもので、「へ~、妖怪ってこういう存在なんだ」と思わせられるような、じっくり作り上げられた世界観(妖怪観)とキャラクターたちの空気があります。
妖怪が好きな方、あるいは妖怪についてあまり知らない方……この作品で、人とは違う彼らに触れてみるのもいいかも知れませんよ。
最近読んだ同人誌の感想を無造作にまとめておこう
夜中にTwitterで、どぅあーっとつぶやいたのを、なんとなくまとめておきます。
同人誌に詳しい方も疎い方も、「へー、こういう本があるんだあ~」と、眺めてみてもらえれば幸いです。
●11/15開催のコミティア関連
コミティア戦利品感想1 だーくさん(@darkside22423 )の「もふもふも〜ふたん」。いつもの毛布が女の子になってしまうお話。読んでから、私の愛用の毛布を思わず凝視してしまいました。なんで毛布は毛布なんだ… pic.twitter.com/2BSl2XVDFN
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
毛布といえば、昨冬にちょっと奮発して良い毛布を買ったんですが、そのおかげで毎晩寝るのが楽しみでした。肌触り良くあったかい高級毛布は、お金かけるだけの満足感ありますよ…!今年もそろそろ出番です。
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
コミティア戦利品感想2 カシワギさん(@srtmazk )の「異邦妖人」。明治っぽい時代のダークファンタジーで、ストーリーと描き込まれた絵、フォントの工夫などで雰囲気ある一冊になってました。続き、あるのかなあ…。 pic.twitter.com/hTCSL8CDEO
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
コミティア戦利品感想3 夏目靫子さん(@ran_maki )の「どろぺん」。京都でペンギンに出会うお話は、不思議に意外にでも確かに南極と繋がって、おおっとなりました。京都スキーなので、描写の数々で和みました。 pic.twitter.com/5blE30TNef
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
コミティア戦利品感想4 桜木蓮さん(@sakuragi_ren )の「=PINK3」。ピンク髪の女の子といえば桜木さんです。今回も素敵なイラスト本でした。髪や肌の柔らかいハイライトが、絵に白さ以上の光を与えてる気がします。 pic.twitter.com/A5gD7z34F1
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
コミティア戦利品感想5 黒田荒正さん(@usaginoaramasa )の「夷堅志 兎、海中ノ紅旗二遭遇スルコト」。中国南宋期の怪小説集の話の一つを、兎らの漫画仕立てで読める。仕草や表情が生き生き。お話のアレンジが面白いですね。 pic.twitter.com/bKAIEup2mW
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
コミティア戦利品感想6 百壁ネロさん(@KINGakiko )の「TOKYO GEROS COLLECTION」。原宿のギャラリーで催された吐瀉物写真展の公式フォトブック。被写体はアレやソレなのにとにかく写真がカッコいい。感覚が狂う pic.twitter.com/Vob7ircNJX
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
コミティア戦利品感想7 みやのよりさん(@miyanoyori )の「貴方の事が好きだけど」。あとがきのおかげで、性別とはなにかしばらく考えました。 pic.twitter.com/JdkYHWhVM2
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
コミティア戦利品感想8 桐沢十三さん(@paulowniamarsh )の「私家版 日刊桐沢タテモノめぐり」。アーススターで連載された企画から、都内の塔とお台場にフォーカスした一冊。雑学満載。これを片手に都内観光すると楽しそうです。 pic.twitter.com/MZSXo9ab7f
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
9月砲雷戦利品から さめあんこさん(@sameanko )の「明石さんの保健室」「北上さんの探し物」。どちらも涙なしに読めません。このツイートのあとにPixivで読める漫画のリンクをリプでつけますので、良かったら皆さんも泣いて下さい pic.twitter.com/iag3kJq90Q
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
@Hajimeyayoi @sameanko 北上さんの方 https://t.co/j3MYBTJmh7 明石さんの方 https://t.co/LRREvNtgHH
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
夏コミより わたのれさん(@watanore0307 )の「艦隊くえすちょんvol.5」。皆さんご存知わたのれさんですが、この本の「第一次炙りサーモン海鮮」が抱腹絶倒もので、大好きです。雪風と寿司食いたいです… pic.twitter.com/o1fapJAfvM
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
台湾砲雷より 天織堂さん(@sora_amaori )の「與十六驅一同出航」。海上でうずしおに飲まれて迷子になった十六駆が帰投すべく四苦八苦する四コマ漫画。中国語読めないのに、読めました。 pic.twitter.com/uGV8Jv0Bej
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
台湾砲雷より 正一さん(@vulfmp6bj6 )の「狗與松鼠必搞姫!?」。ゆきときの、ゆりと言って良いでしょう…ゆきときのゆりはよいものです…。正一さんは日本語に訳されたのをPixivにアップされてました。このあとリプで追加します pic.twitter.com/BpesjD4PtF
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
@Hajimeyayoi @vulfmp6bj6 こちらです。https://t.co/CSC453bjBa 台湾の艦これ好きな方々は日本語を勉強しておられる方ばかりで、台湾滞在時はいろいろと驚かされました。
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
台湾砲雷より A士さん(@kitsunefukka )とフウカさん(@fukasheu )のサークル景美仙姫巌の「秘書艦間宮!?」と「LOVE100%比叡カレー」。間宮さんのボケのキレがたまにすごい。比叡カレーは、かなりガチ… pic.twitter.com/fgsL79p8QH
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
@Hajimeyayoi @kitsunefukka @fukasheu こちらのお二人の本と言えば、「台湾の陽々」シリーズは外せません。日本語対訳ありで、台湾に渡った雪風の日々(史実)を読めます。雪風提督必携かと。 pic.twitter.com/qbe4eJRD4I
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
感想つぶやきたいと思ってるまま溜めてたのを、だーっと行きました…。ご紹介しきれてない本がいっぱいあって(主に小説系)申し訳ないのですが、今日はこの辺で…。
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) November 15, 2015
雪風のいる生活
動かして遊んで適当に写真撮ってツイートしたのを、なんとなくブログにまとめておきたくなったので。
しれぇ! pic.twitter.com/k1d76G3Hhx
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) October 29, 2015
figma箱の上部。この笑顔がたまりません。
ベースなしでもちゃんと立てます! pic.twitter.com/ZuusamJXyV
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 29
まずは素直な写真から。
魚雷や連装砲は、危ないから触ってはダメですよ。…え、スカート?もっとダメです!! pic.twitter.com/on5El5DX7w
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 29
後ろ姿を。
ちなみに、「低いアングルからの撮影は禁止です、しれぇ!」とのことです。
え、なんでもいいからポーズを決めろ?……ゆ、雪風はわかりませんっ!! pic.twitter.com/4vMMC8pRux
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 29
わからないと言いつつ、ポーズを取ってくれます。
艦隊が無事、帰投しました!みんな元気です!!……しれぇは寝不足ですか?そうですか。では、秋刀魚を焼きましょう! pic.twitter.com/R35Bv5fMjQ
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 29
このニッコリ顔はゲーム中にはないんですけど、これが雪風のデフォ顔のような気がしてしまうほど、かわいいです。
「ちょっとちょっとぉー、雪風ばっかりずるいー!提督、私たち撮って!」「わ、私はいいんだけど……てか、え、このポーズ?え!?」 pic.twitter.com/S4IW0t8kgT
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 29
島風と天津風が乱入してきました。というか、天津風は引っ張ってこられました。このあとすぐ、走って逃げました。
「初期レア艦として、まだまだ負けてらんないよねっ!」「はいっ、これからもがんばります!」 pic.twitter.com/QdwGwq6Ehm
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 29
この二人の組み合わせ、好きなんです。
「秋刀魚を焼くにおいがしたので演習を切り上げてきたのですが……誰もいない?一足遅かったですか…」 pic.twitter.com/viKZeHFzWY
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 29
この人も引っ張り出してみました。ネタにして申し訳ありませんが、私は赤城さんも好きですよ。ちゃんと、ケッコン艦の一人です。
しれぇ……素敵な装備を頂いたのは嬉しいのですが…あの、お、重くて、動けません… pic.twitter.com/7sQGgQjdR6
— 弥生肇@11月瀬戸内海域進行作戦 (@Hajimeyayoi) 2015, 10月 29
これもやっておきたかった。
というわけで、figma雪風でした。
雪風好きの方は、家に一人いていいんじゃないかと思います。
figma 艦隊これくしょん -艦これ- 雪風 ノンスケール ABS&ATBC-PVC製 塗装済み可動フィギュア
- 出版社/メーカー: Max Factory
- 発売日: 2015/10/29
- メディア: おもちゃ&ホビー
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『妹資本』ってなんぞ?
私は一人っ子で、兄弟姉妹というものに憧れがあります。
とりわけ妹というものに。
実際に妹がいる人は、口を揃えて「そんなにいいもんじゃない」と言うんですけど。頼ってくれる人も何かを欲しがったりしてくれる人もいないというのは、それはそれで案外つらいんですよ? 今風に言うと、承認欲求ってやつとか。
とにかくも、妹に憧れるんです。
そんな私がチェックせずにはいられない本が刊行されました。
株式上場を目指して代表取締役お兄ちゃんに就任致しました~妹株式会社 (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)
- 作者: 原中三十四,吉沢メガネ
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2015/11/03
- メディア: 文庫
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「妹株式会社」。略称は「まいかぶ」のようです。
(11/3が発売日ですが、祝日の影響で、日程前倒しで書店に並び始めているようです)
いったいどんなお話なのか。
いろいろと妄想が膨らむタイトルですが、なんと本作は、著者の原中三十四先生が自ら公式サイトを作るという荒技をやってのけています。純度100%、著者が紹介したい内容が、下記サイトに詰まっています。
内容をかいつまんでみましょう。
サイトから切り抜かせてもらった「妹株式市場の仕組み」(下記画像)によれば、
・「妹株式会社」が「妹資本」をもとに、「妹株」を発行する。
・「投資家お兄ちゃん」は、「妹株」を購入し、そこから「分配・回収」=配当金にあたるリターンを得るようです。そして会社は、株で集めた資金を元に、事業を行う。
・事業内容は、例えば「妹資本」がタイアップ企業の広告塔として活躍するなどの活動を行うなど。
ぱっと見、ここまでなら、実際の芸能事務所とそこに所属する女性タレント、そしてそれをファンクラブ等に入って支えるファンの関係に似ている気がします。あるいは、投票券のついたCDをたくさん買って投票してそのアイドルの評価を高めようとするのとも似ています。
ですが本作は、「妹」であること、「株」という運用形態になっています。
その点で、どれだけお兄ちゃんを喜ばせてくれるユニークな展開が待っているのか、またビジネス面でのシビアな展開を見せてくれるのか、楽しみです。
以下、失礼を承知の上で、ちょっとしたぶっちゃけトークですが。
著者の原中先生とは数年来のお付き合いの仲です。
短くないお付き合いの中で、いろいろな話を伺いました。
原中先生は、何度も何度もいろんな職種に挑戦して、成功と失敗の繰り返しだったようです。
学生の頃に起業して長続きしなかったり。
俳優にも挑戦して、脇役端役で大変な思いをしながらも、いろいろな現場を経験し。
作家・ライターとして、いろいろなジャンルの小説、その他もろもろ書かれています。
なぜか、コンサルティング業まで経験されてます。
今は、アパレルの会社経営までされています。
1つの職種だけで人生やってこれてる人は、それだけその仕事がうまく行っているか、少なくとも大きな失敗はしていません。一方、多々の職歴を渡り歩いている人は、いろいろな困難や失敗、挫折、辛酸を知っています。
成功だけじゃない。七難八苦を経て、今も立って歩いてる人がビジネスを絡めながら書いたライトノベル、読んでみたくありませんか?
そんな原中先生の、入魂の一冊がこの本です。
2014年から、数え切れないほど本作への想いを聞かされてきました笑。長電話とか、夏コミで並んでスペースに座って長話したり、飲み会だったり、etc。
だから私は、先生の友人としてはもちろん、一個人として、昨今の流行のラノベと全然違う内容の本作をとても楽しみにしていました。
なんか一風変わったライトノベルを読みたい方は、是非本作をお手に取ってみてください。私は通販から届くのを待っている最中です。
ちなみに、特定の書店で買うと特典がつくようですよ。
-----◆妹株発売記念 店舗特典情報-----
店舗限定ショートストーリー 取扱ショップ
・とらのあな(限定特典ショートストーリー)
・ブックランドあきば高島店(限定特典ショートストーリー)
店舗限定オリジナルプロマイド 取扱ショップ
・アニメイト(限定特典オリジナルプロマイド)
・ゲーマーズ(限定特典オリジナルプロマイド)
協賛店ご購入共通特典 取扱ショップ
・中目黒ブックセンター(購入特典:協賛店ご購入特典ショートストーリー)
・北野書店(購入特典:著者サイン色紙 & 店舗限定ショートストーリー)
・Booksアイ草加店(購入特典:著者サイン色紙 & 協賛店ご購入特典ショートストーリー)
・ブックランドあきば高島店(購入特典:著者サイン色紙 & 協賛店ご購入特典ショートストーリー)
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オリオンと、悖らず・恥じず・憾まず
今日明日はオリオン座流星群がよく見える日のようです。
私も先ほど、夜空を眺めてきました。
東京の明るい夜空でも、ベルトの三連星と周囲の星を見つけることができました。流星群は見えませんでしたが、久し振りにぼーっと夜空を眺めたのはちょっと楽しかったです。
閑話休題。
今日のブログは、10/24に台湾高雄市で開催される艦これオンリー同人誌即売会「砲雷撃戦!よーい!第二十戦目」に参加をするので、その告知をと思って記事を立てています。
なぜオリオン座から記事を書き始めたかというと、今回書いた新刊のサブテーマにオリオン座を絡めたからです。
告知画像(おしながき)、クリックで拡大。イベントに来られる方は是非A-20へお立ち寄りください~。
●今回の新刊を書いた背景など
ゲーム「艦これ」ではそんな雪風を、超がつくほど明るく前向きでひたむきな女の子に擬人化しているのですが、彼女はきっとただ明るいのではなく、それだけの悲劇と誰にも言えない想いを抱えたまま、他のどの艦よりも長い間働き続けたからこそ、そういうキャラクターたりえてるのだと思います。
艦これの雪風について語るといつまでも告知に入れないので止めますが(いつか雪風に関してのブログ記事を書きます)。
そんな雪風のことが私は大好きで、雪風=丹陽が最期を迎えた台湾での艦これオンリーイベント、それもイベント主催の前川さんが、雪風のスクリューが保管・展示されている高雄市海軍軍官学校の見学会を敢行してくれる(軍施設なので、個人で行ってもスクリューは見ることができません)ということだったので、台湾行きとイベント参加を決めました。
サラリーマンを辞めてから困窮している私ですが、まだ社畜時代に出張しまくって溜めたマイルが残ってたので、それでフライト代を捻出しつつ……。
そして、せっかく台湾で同人誌を頒布するなら、丹陽の話を書くしかない!
実在の駆逐艦雪風は台湾へ渡ったあと、一度も日本へ帰ることなく艦命を終えます。1960年代に雪風返還運動が起き、当時の岸総理大臣も巻き込みながら台湾との交渉が行われましたが、その間に老朽化した丹陽が台風で破損し、結局解体されてしまったというのが、一般に言われている史実です。(他にいろいろな背景を推測する説がありますが、詳細は明らかになっていません)。
雪風の短編小説を書くのは4作目ですが、今回もとある艦娘に登場してもらっています。
その艦娘と関係ある創作物に「オリオン座」が出てくるものがあったので、タイトルやストーリーのサブテーマにオリオン座を盛り込んでみました。
優れた狩人で海上を自由に動き回る力すら持っていたのに、地上でサソリにやられてしまう。これは、なかなか考えさせられます。
全然イベントの告知にフォーカスしてない記事になってしまった……。
ちょっと休みます
毎日更新しようと頑張って始めたブログですが、私が不甲斐ないばかりに多方面へ迷惑をかけ、影響が出てしまってる状態で、自分の心身も調子をガタガタにしてしまったため、三日坊主ならず一ヶ月半坊主で恐縮ですが、しばらくブログの更新頻度を落とそうと思います……。
<まき散らしてしまっている迷惑・影響>
・慢性的な、Hybrid Libraryの残務遅れ。
・ライター業の甚大な遅れ(ビジネス書、同人のゲームシナリオ等)。
・これらを何とかしようと無理して物理的に体調を崩し、書店業務を休んだり、熱があるまま出ていって稼働力が低下したり。
・回復しようと休息に努めようにも、休むともっと遅れると思って満足に眠れない。
・慌てるあまり、ろくに調理してないなまものを食べたりして食中毒的な状態に。ほんとはそこまでダメージ出るはずないのに、三日間くらい高熱・頭痛・腹痛でろくに食事もできず。
・大切な友人の結婚式を体調不良で欠席せざるをえなかった。十数年ぶりに会える人もいっぱいいたのに。自己嫌悪で死にそう。(← Now)
・上の方の項目、どんどんエスカレート……
というわけで、大変申し訳ないですが、少しでも諸処の遅れや迷惑を取り戻していくために、リソース配分を選択・集中していきます。
さしあたっては、ブログの更新頻度ダウンと、大変申し訳ないのですが、はいぶらりーの原稿対応進捗と内部体制強化案検討を、牛歩にさせて頂きたく……。
これ以上ライター業や書店業務に影響が出ると私自身の生活が立ちゆかなくなり(経済的に、既にだいぶ無茶してる)、再び就職しないとどうにもならない可能性もあります。すると、はいぶらりーに割ける時間が激減し、ますます動けなくなってしまいます。
そうならないよう、どうにかここで踏みとどまって、ライター業も頑張って、どうにか根っこから立て直していきたいと思います。
目標、11月いっぱい。
もちろん、ブログはときどき書くし、はいぶらりーの原稿確認作業や内部体制検討もじわじわ進めます。巫さんの「腹ぺこ冒険者」は細かく読み込んでいる最中です。他にもリリース予定作品はずらりとあります。全部私で止まってるんですが。
あと、私の心のオアシスとしての艦これに関わる活動は、多めに見て頂けると嬉しいです。癒やし効果だけじゃなくて、艦これで引き込んだ読者がはいぶらりー読者になってくれてる事実も少なからずありますゆえ。
何卒ご理解、ご協力頂ければ幸いです……。
おいしい秋刀魚、食べたいですね。
9月にフライングで食した、大戸屋の秋刀魚定食をぺたり。また食べにいこう。
新刊「私たちのバイクの旅と、ささやかながら与えられた救いについて」リリースしました
私が主宰している同人(インディーズ)電子書籍レーベルHybrid Libraryより、新刊「私たちのバイクの旅と、ささやかながら与えられた救いについて」を本日刊行しました。
私たちのバイクの旅と、ささやかながら与えられた救いについて (Hybrid Library)
- 作者: 一ノ瀬芳葵
- 出版社/メーカー: Hybrid Library
- 発売日: 2016/02/02
- メディア: Kindle版
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私は、作品本文の編集校正及び、イラストや写真・カバーデザインの監修をおこないました。
本作の紹介及び、編集時のエピソードやらを以下に書いてみようと思います。
●本作の著者・イラストレーター
著者は一ノ瀬芳葵(いちのせよしき)さん、イラストはじゅりさん。
お二人とも、私の数年来の創作活動(合同誌等)で仲良くさせて頂いている方々です。
お二人のサイト等は下記ご参照。
●作品概要
少女が東日本大震災に見舞われた地を訪れて、少しだけ成長する物語。
菜津美は、反抗期まっさかりで世間に疲れている女の子。
やれ受験だ、やれ頑張れと急かしてくる世の中に疑問を抱いている。
人はいつか必ず死んでしまうのに、頑張ってなんになるのだろう、と。
そんな菜津美には、東北に住む大好きな祖母がいた。
いろんなことを教えてくれた祖母は、数年前に病気で他界した。
その祖母の夫である、気難しくて口数少なかった祖父――菜津美は苦手だった――も、2011年3月11日の東日本大震災の津波で帰らぬ人となった。
祖父母を失って無常観が深まったのか、無気力に日々を生きる菜津美だったが。
ある日。
菜津美の前に、大型バイクに乗った女性、加菜が現れる。
加菜は、生前の菜津美の祖父と文通をしていていたらしい。
菜津美の祖父が津波で亡くなる数日前に、手紙で『とても大切なことを、あなたにお話しておきたい』と伝えてきたという。
だがその内容が伝えられることはなく、祖父は津波で命を落とした。
加菜はその真相を求めて、家族である菜津美たちの元を訪れたのだ。
菜津美は最初、加菜の目的=苦手だった祖父の『大切なこと』に興味を示さなかったが、
祖父の『大切なこと』が、自分の大好きだった祖母に関わることかも知れないと思い始めると、居ても立ってもいられなくなる。
奈津美は母親に嘘をついて家を飛び出し――加菜のバイクの後部座席に跨がり、東北の地へと向かう。
二人は、津波の爪痕が今も残る地で、人々と触れ合いながら真相へと近づいていく。
菜津美にとって、津波の恐ろしさを味わった人たちの想いと生き様は、はじめは理解を超えるものだった。
だが、旅の終わりに祖父の『大切なこと』を知った菜津美は、感じるのだった。
ほんのささやかながら、幸せな気分になれている自分を。
●編集作業の裏話
一ノ瀬さんの初稿に対して、壮絶な朱入れをしてしまいました。
自分でも「ここまで言うべきなのかなあ……」と思いつつも、とにかく気になるところを指摘して、読み味を極限まで引き上げたいと考えました。
そして、二稿で再び隅々まで朱入れをしてと、手をかけていきました。
それくらいに、磨けば光ると感じる要素を初稿から感じたのです。
初稿の時点で、話の骨子はできあがっていました。
ですが、小説として見た際に魅力が引き出せてない、まだまだ上を目指せると感じた部分があったため、以下(1)(2)のようなことをやりました。また、(3)(4)のような作業も加えて、本作は今の形になっています。
(1)単純に、文章や表現の甘いところがある
私自身の実力を棚にあげて、ほんと一ノ瀬さんには申し訳なかったですが、重箱の隅をつつくようにいろいろと指摘させて頂きました。なお、指摘による修正は強制ではなく、全てSkypeで一ノ瀬さんと話して一点一点お互いの考えをすりあわせながら、どう直すのか、そのままにするのかをすりあわせながらやりました。
(※過去のはいぶらりーの作品も、基本的に同じようにして編集作業をしています)
(2)エピソードに、より説得力を持たせたかった
初稿段階から、被災した人物との会話や当時のエピソードが盛り込まれていたのですが、どこかまだ、訴えかけてくるものが足りないと感じました。ここで、読者がまさに「被災者から話を直に聞いている感覚を覚える」くらいになれば、この作品の臨場感が一気に増すと感じました。
そのため、なんとなく私がいいなあと思ってた震災に関する本(下記)を一ノ瀬さんに貸して、参考文献に足してもらいました。Twitterで知ってる人は知ってる、たらればさん(@tarareba722)が編集された本になります。
- 作者: 講談社ビーシー
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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なお、誤解なきよう書いておきますが、この本以外にも一ノ瀬さんは元々、参考文献として以下の2冊を参照されてました。私はこの2冊は知らなかったですが、どちらもとても興味深い本と感じましたので、そのうち読んでみようと思います。
- 作者: NHKスペシャル取材班
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/03/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 高橋邦典
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2011/06/11
- メディア: 大型本
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(3)イラストレーターじゅりさんの協力
じゅりさんには、当初は表紙イラスト1枚と、挿絵1~2枚程度をお願いするつもりでした。
ですが、じゅりさんご本人からのご提案があり、一風変わった方法で挿絵を挿入する形となりました。また、それと合わせて、私が以前に被災地へ行って撮影してきた写真から、本作に使えそうなものをピックアップして、作中で使う形に加工して頂きました。
ヒントは、「写真」「ビネット」です。
米国でプロのイラストレーターとして活躍するじゅりさんのアイディアや画力をご堪能頂けると思います。
(4)表紙
デザイナーのぶやんさんには、表紙のタイトルロゴデザインで、かなり細かく注文してしまいました。ほんとすみません、ありがとうございます。
じゅりさんのラフ画を見たときから一ノ瀬さんは、「映画のポスターのような感じになるとなあ…」と言ってました。おかげさまで、長いタイトルもすっと目に入ってくるような、まさにポスターのような一枚になったと思います。
いつか、でかい紙に印刷して使う機会を持ちたいなあ。文フリかコミティアに、そのためだけに出るかなあ……。
このようにして、私以外の力を多分に借りながら本作は完成しました。
●頂いた感想など
ありがたくも、さっそく感想を頂きました。
本ブログを書かれているなつみーこさんは震災当時、茨城県に住んでいて、少なからず震災でダメージを受けた=被災者だった、とのこと。被災した立場の方にも本作で何かしら感じて頂けるところがあったようで、編集した身として、よかったなと感じました。
なつみーこさんが書かれているように、本作は震災から約四年半が過ぎた、まさに「今」を生きる少女の物語です。直接震災を知らない方も、被災された方も……「今」の気持ちで読んで頂けるのではないかと思います。
また、一ノ瀬さん本人はブログで本作を、面白くない作品だが、「面白い、面白くない」の彼岸にある何らかの読者の感情を揺すりたくて奮闘したと書いてくれています。
なお、ブログ記事の末尾を「今回のブログは発売の発表ということで、編集の弥生さんやイラストのじゅりさんとのやり取りも含め、内容面やヴィジュアル面で色々とこのブログで公開していきたいと思っております」と締められており、一ノ瀬さんのブログで今後書かれるであろうネタの一部を私が書いてしまった感が否めませんが(汗)、一ノ瀬さん視点でまた書いて頂ければ、また違ったものになると思います!(汗)
というわけで、新刊の紹介でした。
秋の夜長のおともに、本書はいかがですか?