ポジティブ物書きの雑記帳

物書き、弥生肇のブログ

2019W10の映画鑑賞雑記

書くのがちょっと遅れちゃいましたが、先週の鑑賞雑記です。

●「グリーンブック」

gaga.ne.jp

今年度アカデミー賞・作品賞を受賞した「グリーンブック」は、実話をもとにした映画です。

1962年に、天才黒人ピアニストであるシャーリーが、イタリア系用心棒のトニーを雇い、米国南部へと各地で演奏の仕事をしながら旅をする話です。
1962年で米国南部で、黒人……というわけで、どういう筋の話かはご想像がつくでしょう。黒人差別に由来するトラブルを話に織り交ぜながらも決して悲観的になりすぎず、どこか小気味よさすら覚えるセリフ回しと展開。出自も性格も何もかもデコボコなシャーリーとトニーのやり取りには、映画館の多くの人が声を出して笑っていました。
あと、某シーンのせいでフライドチキンを食べたくなりました。

黒人の方々の苦しんだ(あるいは場所によっては現在進行形でしょう)境遇を、すっと胸に落として理解させてくる、そんな映画でした。
そして同時に、当時の社会問題の話を抜きにして、ヒューマンドラマとしてとても楽しく温かい、人間味溢れるストーリーでした。

↓ ※ネタバレ満載ですが、映画を観た人は読んでみるといいかも。

www.club-typhoon.com

 

●「夕陽のガンマン」 

職場の西部劇好きな人にオススメされて観た、西部劇の金字塔のひとつみたいな作品。

西部劇って、まともに観たことなかったんですよね。小さい頃に親がテレビで観てたのを断片的に横で観てた程度で。
ちゃんと観てみたら、シンプルなストーリーの中に魅力がぎゅっと詰まっているというか……金、暴力、女性はこういう物語をバキッと創る上でとても重要な要素だなと再認識。 

あと、私は最近のクリント・イーストウッドしか知らなかったんですが、若かりし頃のイケメンっぷりが半端じゃない……。
とりあえず「荒野の用心棒」と「続・夕陽のガンマン」を観てから、「サッドヒルを掘り返せ」を観にいこうと思います。↓

hark3.com

「続・夕陽のガンマン」のクライマックスで重要なロケ地を掘り返して復元した話(半ドキュメンタリー)だとか。