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ポジティブ物書きの雑記帳

物書き、弥生肇のブログ

アマチュアの個性溢れる電子書籍を無料で読んでみませんか?

私が主宰しているインディーズ(同人)電子書籍レーベルHybrid Libraryは、昨年4月末に始めて1年。1周年を迎えました。

ちょうどGWでもありますし、この機会に、刊行物のうち以下2作品の無料キャンペーンを実施します。よろしければ読んでみてくださいませ!
刊行形態はAmazon Kindleになります。

青春くろーび (Hybrid Library)

青春くろーび (Hybrid Library)

 

 ※無料期間はGW前半:4/28の17時頃~5/3の17時頃予定

女の子達の、青春柔道物語です。柔道、熱血スポーツもの、そしてほんのり百合が好きな方にオススメな小説です!

 

ダイヤモンドダスト: ―灰になった宝物― (Hybrid Library)

ダイヤモンドダスト: ―灰になった宝物― (Hybrid Library)

 

 ※無料期間はGW後半:5/3の17時頃~5/8の17時頃予定

昔懐かし風味のSFファンタジー。私の著作です。
非力な発明家ポブが、謎の少女"雪華姫"の心と身体を救う、ボーイミーツガールです。かわいい妹も出て来ますよ、たぶん。

紹介動画もあります。

www.youtube.com

 

※※「電子書籍って、どうせ専用端末を買わなきゃ読めないんでしょ?」って方へ

私が書いたこちらの記事をお読みください。専用端末は不要です!

yayoihajime.hatenablog.jp

 

アマチュアの個性溢れる電子書籍を無料で読んでみませんか?

さて、盛大な前置きを終えまして(笑)、ここからが今日のブログのタイトルに絡むお話となります。

私のHybrid Libraryはもちろん、電子書籍界には、セルフパブリッシングという形で自分の本を刊行している人がたくさんいます
Amazonストアなどで、本の説明の中に「これはセルパブです」「これは商業出版社から出ています」という表示がなにもなされていないので、セルパブ作品だけをソートしたりできないのが悩みどころなのですが、本当にたくさん刊行されています。

セルパブをしている人たちの99%以上はおそらく儲かっていません。月に1冊も売れない人だってゴロゴロいます。私の「ダイヤモンドダスト」も今月は2冊しか売れていません。
「儲かってない」たって、自分で出してるから元手はゼロだろうって思われる方がいるかも知れません。確かに、実費はゼロの人もいるかも知れない。表紙も本文も全部自分で作って、電子書籍化の作業もなにもかも一人でやって、実費ゼロだから元手ゼロと考えることは、できなくはないです。でも、その作業時間はどれほどのものでしょう?
私のHybrid Libraryの場合は、プロのイラストレーターやデザイナーに協力してもらっています。1作品を作るために数万円以上を実費で払っています。これでも、本当にわずかな金額しかお渡しできずに心苦しいのですが。
ダイヤモンドダスト」はイラストやデザインに5万円を払っています。私はHybrid Libraryのサイトの維持コストに年1万円ほどかけています。費やした労力はどれほどでしょうか。
それに対し、1冊売れて入ってくるお金は209円です。未だ全然回収できていません。

それでも!!!!

アマチュアの作家たちは、セルパブをしています。それどころか、今回のHybrid Libraryのように無料キャンペーンをうつことも少なくありません。なぜか

簡単です。読んでもらいたいからです。

「だったら小説家になろうに小説を載せればいいじゃないか」という反論もあるでしょう。確かにそれは一つの選択です。ですが、「なろう」の小説と、電子書籍として1冊をダウンロードして読むのは、全く違う読書体験です。
「なろう」の小説は、投稿1件ごとに読者が読みやすいようにサイトが設計され、著者も読者が1件を読んで楽しめるように書いています。つまり、極めて読みやすく、投稿1件を読む数分の間に盛り上がりがあるような書き方をされている作品が多いのです(そういう作品が脚光を浴びるシステムでもあるので)。
対し、電子書籍としてセルパブされた刊行物は真逆の傾向のものもあるでしょう。著者の書きたいモノをこれでもかと流し込んでいて、アマチュアゆえにときには稚拙で、ときには過剰な美文が並び、もどかしいストーリーがだらだらと続くかも知れない。難解かも知れない。内容が薄いかも知れない。でもそこには、本1冊という広いフィールドの中で「オレはこれを書きたいんだぞ!」というものが、著者それぞれのスタイルで描かれています。この傾向は、商業出版物や「なろう」よりも圧倒的に顕著です。なぜなら、「こうすれば売れる」「こうしないと売れない」「こうすればランキングで有利だ」というような思考から比較的遠く、むしろ、「儲からないけど、赤字だけど、無料ででも、読んでもらいたい」という信念に特化した形で書かれているからです。

私の今日のブログ自体が極めて読みにくい感じになってしまいましたが(爆)、勢いに任せてちょっと腹の中のことをぶちまけてみました。

なお、個人的には、「無料でばっかり作品を放出するからアマチュア小説は軽く見られやすいんだよ」と思ってもいるんですけどね苦笑。
やたらめったら無料や低価格にするのではなく、なんらかの「読んで欲しい」以外のプラスアルファの意図、つまり戦略を持って無料作戦を採っていきたいと、個人的には思う次第です。

 

とにかくも。
セルフパブリッシングされた電子書籍には、商業出版物やランキングシステムのあるWeb小説にはない、著者の個性が溢れています。そしてそれが、しばしば低価格や無料で公開されています。
ひと味違う読書体験したい方は、このGW中にでも、セルフパブリッシング作品に手を出してみてください。