ポジティブ物書きの雑記帳

物書き、弥生肇のブログ

『妹資本』ってなんぞ?

私は一人っ子で、兄弟姉妹というものに憧れがあります。
とりわけ妹というものに。
実際に妹がいる人は、口を揃えて「そんなにいいもんじゃない」と言うんですけど。頼ってくれる人も何かを欲しがったりしてくれる人もいないというのは、それはそれで案外つらいんですよ? 今風に言うと、承認欲求ってやつとか。


とにかくも、妹に憧れるんです。
そんな私がチェックせずにはいられない本が刊行されました。

 株式会社」。略称は「まいかぶ」のようです。
(11/3が発売日ですが、祝日の影響で、日程前倒しで書店に並び始めているようです)


いったいどんなお話なのか。
いろいろと妄想が膨らむタイトルですが、なんと本作は、著者の原中三十四先生が自ら公式サイトを作るという荒技をやってのけています。純度100%、著者が紹介したい内容が、下記サイトに詰まっています。

内容をかいつまんでみましょう。
サイトから切り抜かせてもらった「妹株式市場の仕組み」(下記画像)によれば、

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・「妹株式会社」が「妹資本」をもとに、「妹株」を発行する。
・「投資家お兄ちゃん」は、「妹株」を購入し、そこから「分配・回収」=配当金にあたるリターンを得るようです。そして会社は、株で集めた資金を元に、事業を行う。
事業内容は、例えば「妹資本」がタイアップ企業の広告塔として活躍するなどの活動を行うなど。

 

ぱっと見、ここまでなら、実際の芸能事務所とそこに所属する女性タレント、そしてそれをファンクラブ等に入って支えるファンの関係に似ている気がします。あるいは、投票券のついたCDをたくさん買って投票してそのアイドルの評価を高めようとするのとも似ています。

ですが本作は、「妹」であること、「株」という運用形態になっています。
その点で、どれだけお兄ちゃんを喜ばせてくれるユニークな展開が待っているのか、またビジネス面でのシビアな展開を見せてくれるのか、楽しみです

 

以下、失礼を承知の上で、ちょっとしたぶっちゃけトークですが。

著者の原中先生とは数年来のお付き合いの仲です。
短くないお付き合いの中で、いろいろな話を伺いました。

原中先生は、何度も何度もいろんな職種に挑戦して、成功と失敗の繰り返しだったようです。
学生の頃に起業して長続きしなかったり。
俳優にも挑戦して、脇役端役で大変な思いをしながらも、いろいろな現場を経験し。
作家・ライターとして、いろいろなジャンルの小説、その他もろもろ書かれています。
なぜか、コンサルティング業まで経験されてます。
今は、アパレルの会社経営までされています。

1つの職種だけで人生やってこれてる人は、それだけその仕事がうまく行っているか、少なくとも大きな失敗はしていません。一方、多々の職歴を渡り歩いている人は、いろいろな困難や失敗、挫折、辛酸を知っています。
成功だけじゃない。七難八苦を経て、今も立って歩いてる人がビジネスを絡めながら書いたライトノベル、読んでみたくありませんか?

そんな原中先生の、入魂の一冊がこの本です。
2014年から、数え切れないほど本作への想いを聞かされてきました笑。長電話とか、夏コミで並んでスペースに座って長話したり、飲み会だったり、etc。
だから私は、先生の友人としてはもちろん、一個人として、昨今の流行のラノベと全然違う内容の本作をとても楽しみにしていました。


なんか一風変わったライトノベルを読みたい方は、是非本作をお手に取ってみてください。私は通販から届くのを待っている最中です。

ちなみに、特定の書店で買うと特典がつくようですよ。

-----◆妹株発売記念 店舗特典情報-----

店舗限定ショートストーリー 取扱ショップ
とらのあな(限定特典ショートストーリー)
ブックランドあきば高島店(限定特典ショートストーリー)

店舗限定オリジナルプロマイド 取扱ショップ
アニメイト(限定特典オリジナルプロマイド)
ゲーマーズ(限定特典オリジナルプロマイド)

協賛店ご購入共通特典 取扱ショップ
中目黒ブックセンター(購入特典:協賛店ご購入特典ショートストーリー)
北野書店(購入特典:著者サイン色紙 & 店舗限定ショートストーリー)
Booksアイ草加店(購入特典:著者サイン色紙 & 協賛店ご購入特典ショートストーリー)
ブックランドあきば高島店(購入特典:著者サイン色紙 & 協賛店ご購入特典ショートストーリー)
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