「ヒカルの碁」が連載終了したのは2003年…12年前。
今日、書店で仕事をしていて、電話でヒカルの碁完全版をお求めの問い合わせ電話を受けました。
私が働いてるような中堅以下程度の書店だと、今はほぼ間違いなく在庫してないでしょう。ウチも置いてなくて、でもまだ出版社在庫はデータ上あったので「お取り寄せならできますが」と回答したものの、「結構です、ありがとうございます」とのことでした。
残念。どこかよそで入手して頂ければよいのですが。
それはともかく。
私は、「ヒカルの碁」の愛読者でした。
通常版のコミックを全部買って、完全版が出たら完全版も全部買いました。今も完全版は、すぐ横の本棚に全巻あります。
※写真は、本棚から引っ張り出した完全版12巻。
それだけじゃなくて、「ヒカルの碁」で碁にはまり、周囲の友人を巻き込んで、当時しばらく友人数人で碁がブームになりました。碁盤と碁石の結構いいのを買って、お酒片手に友人宅で打ったりしてました(大学生でした)。
それどころか、ヒカ碁で出てきた「ネット碁」にも手を出し、ネット上で見知らぬ人と碁を打ってました。はい、私が人生で初めてプレイしたオンラインゲームは、ネット碁です。
そんな話を、バイトに一緒に入ってる子(ひとまわり以上年下)に話すと、その子も「ヒカルの碁」を原作未読ながらアニメは全部観たらしく、「あの終わり方は許せませんよね!」と主張。
私は、ヒカ碁原作のビタースイートな幕の降ろし方は、他の作品にない余韻があって好きだったので、いろいろ終わり方について話したところ、認識に食い違いが発生。そしてようやくわかったんですが、ヒカ碁のアニメは、とある重要人物が姿を消したところまでで終わったとのことでした。
(※ネタバレにならないよう、一応、「とある重要人物」とボカして書いてます。お話を知ってる人なら、どこで終わったのかわかるでしょう)
アニメでピリオドを打つポイント候補としてはそこでしょうが、「ヒカルの碁」という作品は、その大事件を経てヒカルがどう成長していくかを描き、そして彼の更なる人生がどう続くか……を読者の想像に委ねる原作の終わり方が私は好きだったので、バイト先のその子には、「原作を最後まで読むといいよ~」とオススメしたんですが、「あれから先、読むのが辛そうなんで」と拒否られました。つらみ。
でもまあ、続きが楽な話じゃないのは確かか。
そこまで話してから、原作っていつ終わったんだっけ、自分が大学生のあの頃だから……うわ、2003年。12年前!?と、驚いてしまいました。バイト先の子は当時6歳とか7歳とかそんな感じらしく、更に衝撃。あー。
今日まで意識してなかったですけど、無意識下で、自分に少なからず影響を与えてる漫画の気がしました。作中の人物を失うことによる喪失感を味わえる作品としては、トップクラスだと思います。
そのうち読み返そうっと。
原作のほったゆみさん、最近はどうしてるんだろう。
今日のブログでなにが言いたいかというと、「ヒカルの碁」面白いよってことです。
毎度のことながら、あんまり伝わらない記事かも知れませんが。
途中までしか読んでない方とか、
なんかしばらく前の漫画で面白いのを探してる方とか、
碁を覚えたい方とか、
「ヒカルの碁」はいかがですか?
- 作者: ほったゆみ,小畑健
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/11/16
- メディア: Kindle版
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
- 作者: ほったゆみ,小畑健
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 小畑健
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/01
- メディア: コミック
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
- 作者: 小畑健,ほったゆみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/09/06
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る